日頃より壬生大路病院をご愛顧いただきありがとうございます。
新年あけましておめでとうございます。
栄養科では、栄養たより新年1月号を発行しました。
おせち料理にこめられた意味を掲載いたしました。壬生大路病院でもイベント食として、元旦におせち弁当を提供させていただいています。
さて、今月のおすすめメニューはからだも温まる「鮭とほうれんそうのポテトグラタン」です。
サケの身の赤さはアスタキサンチンという色素で、美容目的として化粧品にも利用されている抗酸化作用があります。
また、サケの脂質にはDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)などの不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。DHAは脳の神経細胞に含まれている物質で、脳機能や神経組織の情報伝達を活性化する働きがあります。また、気管支の炎症を抑えてぜん息の改善効果が期待できるほか、体質を改善してアトピー性皮膚炎にも効果があるとされています。EPAは血栓を溶かし血管を拡張する働きがあるため、脳梗塞や心筋梗塞などの血栓症の予防効果があると言われています。また、DHAもEPAも血中の悪玉コレステロールを減らす働きがあるため、高血圧や動脈硬化の予防効果が期待できます。
ほうれん草にはβカロテンやビタミンC、ビタミンEが豊富に含まれており、なかでもβカロテンの含有量は野菜の中でトップクラスです。皮膚や粘膜を丈夫にする事で免疫力を高めたり、抗酸化力で老化やガンの原因になる活性酸素を抑えたりする働きがあります。
栄養たっぷりのメニューで、寒い冬を乗り切って行きましょう!
ぜひ、お試しください。
栄養たより・新年1月号
